先日、仕事で大阪に行った際に

ずっと行ってみたかった

「リントンズ」に足を運んでみました。



RINGTONS リントンズ　は1907年英国で創業された宅配専門の紅茶商のメーカーです。

実に110年もの間、イギリスでは愛され続けている本物の紅茶なんだと思います。

 

当時は馬車で宅配のみの販売、各家庭に届けているスタイルです

（今現在も続けています、馬車ではないですけどね）。

 

100年もの間イギリス以外で販売は許されていなかったもので、

というのも、”品質と鮮度”にこだわったがゆえに、

お客様に確実に高品質な紅茶を届けようとずっと宅配スタイルを貫いたので、

 

イギリスに住んでいても、

身近に手に入るものではなかったし、だからこそ幻の紅茶と言われるのかもしれませんが、

実は私自身あまり馴染みがなかったのですが、

それでも、現地の方が愛用している歴史あるマナーハウスや、ティールームでいただけるので

もしかしたら、どこかのティールームでいただいていたかもしれません。



リントンズは長年紅茶商としてずっと家族経営、それは今でもです。

なので、英国紅茶の歴史を見続けながら

伝統やブレンドをずっと守り続けているので、

親子代々リントンズ紅茶を愛飲しているご家庭も多いそうですよ。

 

今回、世界で初めて常設店としてオープンしたのが、

大阪にあるこちらのリントンズ、まさにとっても貴重な英国紅茶を味わえる場所かもしれませんね。

店内には、その場でいただけるティースタンドもありました。



英国では、実に９割の紅茶がミルクティーで飲まれています。



「イギリスの紅茶はミルクティー」と言われるぐらい、

まさにイギリスお茶文化の象徴でもあるのですが、

このミルクティーにぴったりのブレンドを守り続け、後世にも愛されるということこそが

誇りとプライドとする英国紅茶の真髄だそうです。

 

では、ここで

【英国老舗紅茶商4代目サイモン・スミス氏直伝の淹れ方】

をご紹介 。

 

１・ティーポットに先にティーバッグを入れる

２・汲みたての水道水を沸騰させてポットに注ぐ

３・４分間じっくりと蒸らす

４・冷たい牛乳をカップに先に注いでおく

５・ミルクティーの水色から楽しんで！

６・英国ミルクティーはビスケットとの相性が抜群！！ダンキング（紅茶に浸す）して味わう。

（以上リントンズサイトより引用）

 

なんとも、「ミルク・イン・ファースト」でいただく、

そして「ダンキングする」とは、

庶民スタイルで気軽に楽しんでいただくことを貫いている証拠。

 

上流階級の飲み方とは一線を引いている思いが伝わってきます。

 

サイモン氏は日本の水道水にも感動したそうですよ。

その特性を活かしつつ、

そして、蒸らし時間はぜったい4分！この状態がまさに

「Tea 　Heaven」紅茶にとっての天国、が最高のミルクティーになるんだそう。

 

今では、宅配も当たり前の時代になっていて、

誰でもお取り寄せして気軽に楽しめる時代になりましたけど、

 

もし、わざわざ馬車で届けてくれたら、その日はワクワクしながら馬の到着を待ちわび、

紅茶一杯もさらに贅沢に感じるかもしれませんね。

 

今は英国ではリントンズCar でのお届けしているそうですが、

ぜひ、スタイルは変われど、

これからもずっとずっと伝統を守り続けていって欲しいものです。



「LINGTONS 　公式ページ」

https://ringtons-japan.jp/