サロンド英華

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2020.05.15お知らせ

花へのこだわり

自宅でのおこもり時間が長くなると

お部屋の環境作りって重要になってきますよね。

できるだけお部屋には

生のお花を飾るようにしています。



よく、生のお花は手入れが大変ですよね~
って聞かれます。



水の入れ替えがめんどくさい・・・

どうせもたないし・・・・・

誰もみないし・・・

そもそも、花買うなら団子買うでしょう・・・



はいはい、そのお気持ち

よ〜くわかります!


合理的な日本人、

面倒な手入れは極力省きたいでしょうし、


目に見えない無駄なものには、

お金をかけたくない!


と言ったところでしょうか?



ヨーロッパの人たちは

とてもお花が大好きです。


いろいろな場面でも

生のお花がありますね。


絵画、彫刻、タペストリー

に描かれているのは、

花が多くその当時の「富」の象徴でもあったのが

花々だったのでしょう。



私は飾るなら絶対「生」の花!


ビールのこだわりも「生」💦

(どうでもいいって、失礼しました)




「生」のお花にこだわること、

それには意味があるんです。




ロンドン駐在中に、

IFAプリザーブドフラワー国際親善講師の

資格を取得しました。



当時日本では

プリザーブドフラワーが流行り出したところで、

ブームになっていた時だったので、

日本に帰国した際には、教えられるかなと思っていたのです。



実は、もともとプリザーブドフラワーは

フランスが発祥のもの。


今や日本のほうが、

かなりポピュラーで

種類も多く

資材もたくさん出回っていますが、



実はヨーロッパでは、

あまり受け入れられなかったそうです。


今でもそうですね。



庭や家という空間にこだわるイギリスでは、


生(命)あるものを飾ることは、

その家に生き生きした氣、

運気などを宿してくれること、



死んだ花(造花)を飾ることは、

運気が逃げる、

日本でいう縁起が悪い!



この考えは

特に西洋では

宗教的な意味合いもあるのかもしれませんね。



プリザーフラワーも同じ部類に思われているらしく

飾ることを嫌っているとのこと。

それで、

ヨーロッパではあまり広まらなかったと言われました。



(プリザーブドフラワーに関しては、生のお花から作るので、

造花とはまた違うんですけどね)



最近日本でもぱっと見、

遠目でわからない位の造花が出回ってますが、


造花とは言わなかった・・・・

アーティフィシャルフラワーでした。



「うわ〜すごくきれい!」


近づいてみたら、

本物じゃなかった・・・・と


がっかりすることが多くって、

残念に思ってしまうことが多々あります。



それぐらい精巧に良くできてるのはすごいんだけどね。



アーティフィシャルフラワーがダメと言ってる訳じゃないですよ。

空間を彩る演出には、とてもすばらしいものと思ってます。



ただ、ずっと飾りっぱなしで

ホコリがかぶるようであれば

やめた方が良いですね。


環境衛生上良くないのでね。



生のお花は

手入れが大変、

枯れちゃう、

めんどう、


でもそれは

命あるものだからこそ

なんです。



日々の生活、

今日のお花は元気かな?


そんなところに

一瞬でも

心を向ける

ゆとり、


それが

心を豊かにするひと時でもあります。




毎年出されている

幸福度ランキングでも

日本は今年は62位!


先進国では最下位です。


こんなに恵まれた国なのにね!

本当に海外から見たら不思議なんです。





我が家に活けていた芍薬も

見事に咲きました。


数日の楽しみもしれませんが、


だからこそ、

その美しさ、

生き生きしさ

力強さを


大切に感じるんです。








最近では、スーパーの入り口に

398円ぐらいで可愛らしいお花が簡単に手に入ります。



おやつの398円で一瞬で食べてなくなるよりも、

1〜2週間楽しめるお花をちょっと飾ることで


日々の生活が

心豊かになることを

感じてみてくださいね。

 
サロンド英華

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