2020.04.20お知らせ
ビジネスにもプライベートにも取り入れたい余韻の心
本来日本の四季の美しさは
世界中の人が羨ましがるところで
春のお花見と秋の紅葉狩りはその代表格でしょう。
暦の中ではその季節に応じ、
季語など素敵な言葉で表現されています。
そしてそれらが情緒豊かに、
ゆっくり移っていくのが日本の季節だったのですが、
最近は温暖化のせいでしょうか?
夏日が来たり、急に寒くなったりと
両極端!先日は雪も積もりましたしね。
異常気象というフレーズも、
当たり前くらい度々耳にして、
昔に比べて、
繊細さや風情が無くなってきているような気がします。
先人は、四季とともに
日々自然の恵みに感謝し、
自然に思いやりを持ちながら生きてきて、
それを上手に風情ある言葉で表現して
今の時代にも伝えてくれたのかもしれませんね。
そのような季節を現す言葉のみならず、
長い歴史を有し、
平和な社会を築いた日本には
「和の礼儀作法」という相手を思いやる素晴らしい文化があります。
日本が平和国家だからこそ築けた
世界に誇る文化です。
とはいえ、
昨今の危機意識を感じないのは
まさしく平和だからなのでしょうか?
良くも悪くもなのかな~、
とは思いますが。
シンガポールに住んでいた時には、
ガムの持ち込み、罰金です。
ゴミのポイ捨て、罰金です。
電車で水を飲むこと、罰金です。
鉢植えに水が溜まっちゃった、罰金です。
トイレで水を流すの忘れちゃった、罰金です。
それで秩序が保たれていたわけで、
そこまで日本では厳しくしなくても
礼儀や常識として保たれていることは、
誇りとするところなんですよね。
なので、昨今の「自粛でお願い」に
留めていることは、
日本人なら状況から良識の範囲での行動ができる
民族であるからこそ
なのかもしれませんね。
話を戻しますが、
和の礼儀作法のおもてなしの精神で
よく取り上げられるのが、
「お迎えやお見送り」の場面です。
実に、様々な場面が想像できますが、
決して、これが正しい、正しくないというものは
ありません。
ただ同じお迎えやお見送りでも
事務的な場合もあれば、
心に響く場合もあるということです。
例えば打ち合わせに伺った際に、
帰りがけに玄関の外に出て、笑顔で丁寧に送ってくださると
とても親近感を覚え、なんだか清々しい気分になるし
その方の品格をも感じますよね。
特に見送りを受ける場合は、
必ず途中でいったん振り返るようにしていて
そこに
笑顔で見送ってくださる姿があれば最高の気分になります。
ではなぜ見送る側は最後まで見ているかといえば、
「私達はいつまでもあなたのことが頭に残っていますよ~」という、
相手に対する敬意の表現でもあるわけです。
事務的にサッと見送って早々と切り上げるか、
見えなくなるまで微笑んで見送るかは
たった数十秒の違い!
これはとても大切なことだと思いませんか?
ちなみに見送る側は応対した人全員で見送ると
マナーとしてはより良いでしょう。
見送る側は最後まで笑顔で見送り、
見送られる側は途中でいったん振り返り簡単な会釈をする。
これがきちんとなされれば
ビジネスシーンでも、プライベートのシーンでも
お互いに信頼関係は深まります。
今まで縁があった相手のことを心に残しておくこと、
つまり締めくくりに心を込めることは
良好な人間関係を築くとともに、
相手がどんな人なのかを判断するときには大変役に立ちます。
このような余韻を残すことを「残心」と
日本伝統の世界では言われます。
もともとは「残心」とは、
武道の世界で生まれ、
相手を倒した後も何が生じるかわからないので
油断しないことからのいわれです。
また茶道の世界では、残心の意味を
「茶道具から手を離す時は、恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ」
と千利休が謳われたように
その教えは
客が退出した途端に大声で話し始めたり、
扉をばたばたと閉めたり、
急いで中に戻って
さっさと片付け始めたりすべきではないと諭しています。
主客は帰っていく客が見えなくなるまで、
その客が見えない場合でも、ずっと見送る。
その後、主客は一人静かに茶室に戻って茶をたて、
今日と同じ出会いは二度と起こらない(一期一会)ことを噛みしめる。
この作法が主客の名残惜しさの表現、余情残心であると述べています。
(以上Wikipediaより)
この教えはマナーの世界でも至る所で見受けられます。
障子や襖の開け閉め、靴を脱いだ後、食事の後、
そして電話で話し終えた後の電話の切り方等など、
上げればきりがないのですが、
私は電話で話が済めば、どちらが先にかけたかは別として、
要件が終わって直ちに切ることはあまりせず、
5秒から7秒くらい間をおいて静かに切るよう心がけています。
このご時世、オンラインでの交流も盛んに行われるようになりました。
このような場でも、
ちょっとしたマナーで印象も変わるなと
思ってます。
例えば、スカイプやズームで繋ぐ際には、
その前にチャットで
「今からよろしくお願いします。」
とか
「今から、お繋ぎしてもよろしいですか?」
と一言入れてから繋ぎ始めるとか、
また、大勢での参加の場合には、
退出する前に
チャットで
「ありがとうございました」の
一言を入れてから退出するとか、
すると、
とても主催者の方にも心地よい余韻を与えるのではないでしょうか。
ちょっとした一言で、
品格を上げることにもつながりますからね。
実はこの余韻を残すことなど
ここであげた例は、
欧米ではほとんどない概念かもしれません。
まさに文化の違いだと思います。
いろいろな場面において「余韻を残す」という、
日本人ならではの文化で、
季節の言葉と同じように、
後世にも残したい文化だと思いますね。
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世界中の人が羨ましがるところで
春のお花見と秋の紅葉狩りはその代表格でしょう。
暦の中ではその季節に応じ、
季語など素敵な言葉で表現されています。
そしてそれらが情緒豊かに、
ゆっくり移っていくのが日本の季節だったのですが、
最近は温暖化のせいでしょうか?
夏日が来たり、急に寒くなったりと
両極端!先日は雪も積もりましたしね。
異常気象というフレーズも、
当たり前くらい度々耳にして、
昔に比べて、
繊細さや風情が無くなってきているような気がします。
先人は、四季とともに
日々自然の恵みに感謝し、
自然に思いやりを持ちながら生きてきて、
それを上手に風情ある言葉で表現して
今の時代にも伝えてくれたのかもしれませんね。
そのような季節を現す言葉のみならず、
長い歴史を有し、
平和な社会を築いた日本には
「和の礼儀作法」という相手を思いやる素晴らしい文化があります。
日本が平和国家だからこそ築けた
世界に誇る文化です。
とはいえ、
昨今の危機意識を感じないのは
まさしく平和だからなのでしょうか?
良くも悪くもなのかな~、
とは思いますが。
シンガポールに住んでいた時には、
ガムの持ち込み、罰金です。
ゴミのポイ捨て、罰金です。
電車で水を飲むこと、罰金です。
鉢植えに水が溜まっちゃった、罰金です。
トイレで水を流すの忘れちゃった、罰金です。
それで秩序が保たれていたわけで、
そこまで日本では厳しくしなくても
礼儀や常識として保たれていることは、
誇りとするところなんですよね。
なので、昨今の「自粛でお願い」に
留めていることは、
日本人なら状況から良識の範囲での行動ができる
民族であるからこそ
なのかもしれませんね。
話を戻しますが、
和の礼儀作法のおもてなしの精神で
よく取り上げられるのが、
「お迎えやお見送り」の場面です。
実に、様々な場面が想像できますが、
決して、これが正しい、正しくないというものは
ありません。
ただ同じお迎えやお見送りでも
事務的な場合もあれば、
心に響く場合もあるということです。
例えば打ち合わせに伺った際に、
帰りがけに玄関の外に出て、笑顔で丁寧に送ってくださると
とても親近感を覚え、なんだか清々しい気分になるし
その方の品格をも感じますよね。
特に見送りを受ける場合は、
必ず途中でいったん振り返るようにしていて
そこに
笑顔で見送ってくださる姿があれば最高の気分になります。
ではなぜ見送る側は最後まで見ているかといえば、
「私達はいつまでもあなたのことが頭に残っていますよ~」という、
相手に対する敬意の表現でもあるわけです。
事務的にサッと見送って早々と切り上げるか、
見えなくなるまで微笑んで見送るかは
たった数十秒の違い!
これはとても大切なことだと思いませんか?
ちなみに見送る側は応対した人全員で見送ると
マナーとしてはより良いでしょう。
見送る側は最後まで笑顔で見送り、
見送られる側は途中でいったん振り返り簡単な会釈をする。
これがきちんとなされれば
ビジネスシーンでも、プライベートのシーンでも
お互いに信頼関係は深まります。
今まで縁があった相手のことを心に残しておくこと、
つまり締めくくりに心を込めることは
良好な人間関係を築くとともに、
相手がどんな人なのかを判断するときには大変役に立ちます。
このような余韻を残すことを「残心」と
日本伝統の世界では言われます。
もともとは「残心」とは、
武道の世界で生まれ、
相手を倒した後も何が生じるかわからないので
油断しないことからのいわれです。
また茶道の世界では、残心の意味を
「茶道具から手を離す時は、恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ」
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その教えは
客が退出した途端に大声で話し始めたり、
扉をばたばたと閉めたり、
急いで中に戻って
さっさと片付け始めたりすべきではないと諭しています。
主客は帰っていく客が見えなくなるまで、
その客が見えない場合でも、ずっと見送る。
その後、主客は一人静かに茶室に戻って茶をたて、
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この作法が主客の名残惜しさの表現、余情残心であると述べています。
(以上Wikipediaより)
この教えはマナーの世界でも至る所で見受けられます。
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そして電話で話し終えた後の電話の切り方等など、
上げればきりがないのですが、
私は電話で話が済めば、どちらが先にかけたかは別として、
要件が終わって直ちに切ることはあまりせず、
5秒から7秒くらい間をおいて静かに切るよう心がけています。
このご時世、オンラインでの交流も盛んに行われるようになりました。
このような場でも、
ちょっとしたマナーで印象も変わるなと
思ってます。
例えば、スカイプやズームで繋ぐ際には、
その前にチャットで
「今からよろしくお願いします。」
とか
「今から、お繋ぎしてもよろしいですか?」
と一言入れてから繋ぎ始めるとか、
また、大勢での参加の場合には、
退出する前に
チャットで
「ありがとうございました」の
一言を入れてから退出するとか、
すると、
とても主催者の方にも心地よい余韻を与えるのではないでしょうか。
ちょっとした一言で、
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ここであげた例は、
欧米ではほとんどない概念かもしれません。
まさに文化の違いだと思います。
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日本人ならではの文化で、
季節の言葉と同じように、
後世にも残したい文化だと思いますね。
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