サロンド英華

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2019.03.31ブログ

ここをきちんと見ていますか?

桜の開花があったかと思ったら、
急に一転、寒さが逆戻りですね。

マスクの方も、花粉症なのか?風邪なのか?
わからない感じ。

さてさて、
おもてなしメソッドの中でも
社会人としての大人のマナーについても
伝えてますが、

アフタヌーンティーはもともとは
社交の場として始まったもの。

日本の茶道もそうですが、
イギリスのアフタヌーンティーも
最高の環境ですべてに気配りをして、

お客様(ゲスト)を
おもてなしすることには変わりないのですが、

もてなす側(ホスト)と、
もてなされる側(ゲスト)が
一体となって、

茶事やティーセレモニーを
すばらしいものに作り上げていくことが大事とされ、

誰か一人でもその場を壊すような行動をとると、
全てが台無しになってしまいますから、

キチンとマナーは知っておくと良いですね。

例えば、

茶の湯では茶菓子は
お茶の前に食べるという約束事がありますよね。

一人が遠慮していつまでも手を付けないと、
亭主はいつまでも次に進むことが出来ません。

アフタヌーンティーも同じく
周りのペースに合わせながら食べる
ということがマナーの一つです。

下の段からいただくのですが、
周りの食べるペースに配慮しながらいただき、

下の段を一緒に食べ終わらないと、
次の段に進めないなど、

全体に迷惑をかけてしまうことは似ています。

勝手にガンガン食べ進めちゃいけませんよ。

ここで大切な事の一つが、
周りをよく見るチカラかな、
と思います。

もてなす側とても特に気を付けている
「見る」ポイントは

「目に見える部分」

「目に見えない部分」

を見るということです。

目に見える部分は、

「今日はいつもと化粧が違うな」
「素敵なお洋服がとってもお似合いだな」
「こんなしぐさをされるんだな」
「ニコニコしながら話すんだな」

とか、視覚から入ってきた見える部分です。

では、目に見えない部分と言えば

「なんか、うれしいことでもあったのかしら」
「嫌なことがあったのかな」
「体調悪いのかな」

と原因とか心理的な部分に気づくチカラのこと。

両方とも見ることは必要で、

要は「見える部分」から観察して、
「見えない部分」を察するということでしょうか。

そこを感じ取れれば、
1歩先、2歩先の相手への心配りが
自然とできるもの、

それができれば、
「おもてなし」でもある
相手への目配り、気配り、心配りに
繋がっていくものなんです。

そういうと、なんだか難しそう、
無理と
思うかもしれないけれど

これは、日々の生活の中で誰でも
磨くことが出来ます。

家族でも、お友達でも会話をしているときに
その人の発した言葉、
表情

「その裏側で何があったのかしら?」

「どうしてそうなるのかしら?」

「なんでそう思うのかしら?」

って常に考えながら、会話をしてみたり。

個人的に美術館に行くのが好きなのですが、
(最近、なかなかいけてませんが、決して詳しくはないですがね)

描かれている人物の表情を見ていると
なんで、こんな表情をしているんだろうって、
考えると、何かしら見えてくるんです。

日ごろの人と会う時でも、
仕事でも、

相手をよく見るスキル(=洞察力)を
養うことを日々意識してみてくださいね。

お客様にとっても、
もてなす側にとっても心地良い時間を過ごすためには、

この「相手をよく見るチカラ(洞察力)」を
磨いてみてください。

相手を知ることは、自分を知ることにもなり、
求めているものも、見えてきますから。

明日は、新年号の発表ですね、
楽しみではあるけれど、
なんだか、

昭和生まれがかなり重みを増す気がするのは、
私だけかしら?

では、季節の変わり目、
どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。
サロンド英華

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